洗練された美の曲線
仕立て衿だからこそ作り出せる洗練された美の曲線。衿美が演出する
“うなじライン”は背後からの視線にも自信をもって、見せることができます。
立体的な衿のラインは、美しく空間を滑らかに切り取るオブジェ。衿美をつけてお着物をお召しになると、その立ち振る舞い・所作に凛とした印象を付け加えることができます。
職人の手仕事で一つ一つ
生地の裁断から衿芯の貼り付け、そして最終仕上げまで、一つ一つ全て熟練の長襦袢職人が手仕事で作っています。一切妥協することのない美意識は、オリジナルの製法を確立しました。
手仕事だからこそ作り上げることができる柔らかさ、しなやかさは、お着物の魅力を最高に引き立てる極上の品です。
衿美の開発物語
長襦袢職人として50余年、長襦袢の仕立てをしていました。
時代の流れとともに、京都でも着物姿を見かけることが徐々に少なくなって、お客様の話にも『着物を着る人が少なくなって、半衿を手縫いでつけられる人も少なくなってきた』といったことを聞くようになりました。
同じ頃、普段から着物を愛する妻が「もっと手軽に着物を楽しめたら...。長襦袢の半衿付けはやはり一苦労。でも、なかなか良い仕立て衿がないし、、」と言っておりました。
そこで一念発起し、最高級の仕立て衿を作ることを決意しました。
しかし、そう簡単に理想的な仕立て衿をつくることはできませんでした。
一般的なプラスチック芯を使うと、衿のアーチは簡単に作れますが、どうしても「硬さ」が目立ってしまいます。プラスチック芯は、鎖骨に当たり半日も着ると痛みの原因になります。
なんども試作品をつくり、その度,妻に着用してもらいました。
試作を繰り返す中で、土台となる衿生地を立体的になるように裁断する方法にたどり着き、さらに衿芯を5層に重ね、硬さを調節することができるようになりました。
足掛け10年の開発の末、衿美をご購入いただいたお客様からは『簡単に付けられて着崩れしない』『他の仕立て衿よりも着心地がよい』と好評をいただけるようになりました。
着物専門雑誌にも取り上げていただき、上級者から初心者の方まで広くご愛用いただいております。
もちろん中には「仕立て衿はちょっと...」とおっしゃる方もおられます。偉そうなことをいうわけではありませんが、私たちは伝統的な長襦袢も誂えをしています。伝統の良さも十二分に理解していますが、要は使いようだと感じています。
お着物も長襦袢も、仕立て衿も時代とともに変化していると思います。
その変化は、できれば安物で代用するのではなく、さらに美を追求する「進化」でありたいと思っております。
和装イングは、小さな会社ではありますが、一人でも多くの方に美しい着物姿を楽しいんでいただけるよう、これまでと変わらず心を込めて丁寧に仕立てを行ってまりたいと思っています。
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